福丸と音楽の話(その8)
こんにちは。
コロナによる外出自粛にも慣れ、最近では「いかに家で充実した1日を過ごせたかどうか」、で色んなモチベーションが左右されがちです。
人と話す機会が減ると良くないですね。
でも、大好きな音楽を聴くと、楽しかった頃の気持ちや、懐かしい思い出が蘇ってきて、生きる気力に繋がります!皆も家でできる「好きな事」を積極的にしよう!
そんな毎日ずーっと家で音楽を流している福丸の今日の記事は昨日の続きです。
ちょっと違う記事を書こうとしたのですが、それを書くにはある程度この話を進めないといけない事に気づき。
福丸と音楽の話を最初から読みたい方はこちらからどうそ。
昨日はクラプトンになるぞ!ばりの気合いと夢に満ち溢れた福丸とギターの話でした。
ギターを演奏するとなると、まず何が必要かって話なのですが。
チューニングでしょうか(普通だ)。
幼少期からエレクトーンを習っていたので、相対音感は持ってました。
なので、チューナーに頼らずともチューニングはできました。
また、エレクトーンの楽譜にはコードが書いてある事が多く(主に左手はコードを弾く役割なので)、Cとは?Fとは?そんな疑問も特に無かったですね。
TAB譜も最初は「どういう事・・・?」と思いますが、仕組を知ってしまえば普通の楽譜よりも圧倒的に簡単です。
そういう音楽的な話は特段思う事は無かったのですが、私の一番の悩みは
「指が痛ぇの」
でした。
ただ与えられたコードをジャカジャカ弾くだけならそうでもないですが(それでも痛いけど)、私はクラプトンの曲も弾きたいのです。
一番弾きたいと思った曲、それが
Tears In Heaven
でした。なんだか最近、当時よりも有名になっている気がします(日本で)。なんで?何かの主題歌とかになりましたか?
クラプトンは46歳の時、4歳の息子が自宅の高層マンションのベランダから転落死するという悲しく痛ましい経験をします。
その息子、コナー君に捧げるために収録されたのがTears In Heavenです。
そういう経緯も知ったのと、楽曲としての魅力に惹かれ、ただコードをジャカジャカ弾くだけじゃない、要はアルペジオ奏法を使って初めて演奏したのがこの曲でした。
我ながら、初回から難易度の高い曲をセレクトしたもんです。
使う右手の指は4本、初心者がやる曲じゃないな・・・。
当然、左手も右手も激痛です。強く押さえたかと思ったら、そのままスライドさせる事も多い左手は、特に痛かったです。
家に帰っては防音室でギターの練習の日々。
弾けなくてイライラした時もありますし、「これ弾いて何になるんだろ」みたいな賢者タイム的な時もありました。
指紋は一部分無くなり、指の腹もツルツル。
この頃になると、痛いとも思いません。全く。ギターの指へと変身。
そして忘れてはいけないのが、3年生を送る会での「地上の星」です。
中学生が演奏しやすいように変調されていたので、コードはCやらFやらD7やら簡単なものだけ。なので、特別ガッツリ練習はしませんでした。
ただ、ギターを始めた人の最初の壁、Fが押さえられないの壁は地上の星で超えました。ありがとう、地上の星。
私は手も指も小さいほうなので、苦労しました。が、コツさえつかんでしまえば綺麗に音が鳴るもんです。楽器って面白いですよね。
また、この「地上の星」の練習期間中はギターの持ち込みがokでした。
毎朝ギターを背負って通学する特別さ、周囲の視線にも「ドヤァ」と思ってました。厨二要素が強い、勘違い系中学生でした。恥ずかし。
↑放課後、ギターを背負って無駄にブラついて黄昏る福丸の図。
放課後の練習よりも、昼休みに皆に囲まれながら教室内で弾く事が楽しかったのですが、これは先生に怒られたので、それからはあまりやっていません(あまり)。
上手い子に比べたら全然下手ですし、ただコードが押さえられてTears In Heavenが弾けるだけでしたが、それなりに注目されてスゴイスゴイと言われました。
男の子がモテたいから楽器始める
そんな子もたくさんいたと思いますが、確かに中高生には効果的なのかもしれません。
・・・いや、年齢関係ないか。
自分ができないものが出来る姿、それをいとも簡単にやってのける様に惹かれてしまうんだと思います。(by専門学校時代にパーカスの名も知らぬ先輩に一目惚れした19歳の福丸)
話が逸れましたが、3年生を送る会では私のギターだけが色付きで目立つも大成功、Tears In Heavenも楽譜を見ずに弾けるようになりました。
この間、2ヶ月か3ヶ月くらいでしょうか。ギターと濃密な時間を過ごした中学1年生の冬の話でした。
そしてその間にT君と別れてますけど、これは機会があれば。
さて、次回も音楽の話です。
ちょっと書くのが恥ずかしいというか、重いというか・・・私が過去最高レベルに泣いた話でもあるので、なんか・・・なんかです。
あんまりハードルあげるのやめとこ。
というわけで、次回
「Wonderful Tonight」