貪れ!福丸さん

千葉市内の雀荘(マーチャオ)で社員として働く普通(?)の30歳。

千葉市内の雀荘で働く30歳女、福丸さん。
前職は高級不動産営業、ディズニー〇ンド、ゲームセンター、焼き鳥屋etc...
赴くままに貪りすぎでは?もう30歳だぞ、これで良いのか福丸さん。

福丸と音楽の話(その12)

こんにちは。

歳を重ねるにつれ、新しいコンテンツに触れる事に億劫になりがちというか、何かと理由をつけて避けているなーと思う今日この頃。

というわけで、ずっと「気になるなー」と思っていた鬼滅の刃1巻~19巻まで全部読んで、アニメも全部見ました。

とても流行っているコンテンツって、なんか敬遠しちゃうんですけど、それは良くない事を音楽で学んでいます。良い物は良いんですから。

 

まあ、結果としてはとても面白かったです。

ちょっとD.Gray-manを思い出しました。鬼を倒した時、アクマを倒した時の「鬼・アクマの悲しい過去」が見える、感じられる主人公同士。炭治郎とアレンも性格的に似てるなあ。

 

ちなみに、鬼滅の刃の推しは、

冨岡 義勇

煉獄 杏寿郎

でしょうか。皆とても良いキャラクターなのですが、強いて言えば両名かな。

でも結婚したいのは炭治郎です。よろしくお願いします。

 

 

さて、毎回のように長い前置きに辟易している皆さん、そろそろ慣れてきたのではないでしょうか?(うざいな)

今回の記事は前回の続き、福丸と音楽の話を最初から読みたい方はこちらから是非。

 

 

吹奏楽部全員から熱烈な歓迎コールを受けてチューバ担当となった福丸。

チューバを担当する事に何の躊躇いもなかったのですが、一応思春期の女の子なので、

 

「デブな私がこんな大きい楽器を担当なんて、どんな目で見られるんだ?」

 

くらいには思ってました。気にしてました。

まあでも、痩せてる子や小さい子には扱いが難しいので、まあそれは平均身長特大体重筋力マシマシの私に向いてる楽器なのは分かっていました。

 

吹奏楽部経験者の方は分かってくれると思いますが、

 

楽器を演奏(吹く)するのってめちゃくちゃ肺活量が必要。

 

なんです。

で、単純に「大きくて管が長い楽器」ほど肺活量が必要と言われています。

 

とは言え、フルートはちょっと特殊で、入れた息が漏れやすいのと、楽器の特性もあり、チューバと匹敵するかもしくはそれ以上の肺活量が求められます。

 

なので、

金管楽器ならチューバ

木管楽器ならフルート

 

が肺活量をより必要とする楽器です。

 

前回の記事で「一息目から音が出た」と書きましたが、チューバを演奏する、ちゃんと音を出すには結構な息の量、コツが必要です。

 

トロンボーンに慣れていたので、息の使い方はそれを応用しましたが、実際に音が出るまでの時間(息が管を通るのが分かる)には驚きました。

 

また、チューバはソロでも無い限り、メインのお仕事は土台、ベースです。

皆さんも日頃聞いている音楽を注意深く聞いてみて下さい。主旋律より、伴奏よりも激しく細かく動くベースは稀です。

部分的にはあるかもしれませんが、基本的には土台として機能しているはずです。

 

なので、必然的にチューバはロングトーン(一定の音を伸ばし続ける事)が多いです。

ちょっとおさらいしてみましょう。

 

肺活量の多さ→必要(特大)

楽器の大きさ→特大(金管1位、約10kg)

ロングトーンの割合→かなり多め

 

まさに筋トレ楽器です。

 

そんな担当になった私は、まず真っ先に思った事があります。

 

1人しかいないから寂しい

 

吹奏楽はアンサンブル、他者と音を重ねる事で至高の感動を得る事ができます。

至高の感動を得る為には各々の練習、パート毎の一体感が必要になります。

 

でも、私は一人ぼっちです。

 

しかも、チューバ経験者は0人なので、教えてくれる人はいません。

ですが、チューバを半分以下のサイズにしたような、「ユーフォニアム」という楽器があるのですが、その楽器を担当していた田中ちゃんに色々教えてもらいます。

 

初日はその田中ちゃんがチューバを一緒に出して触ってくれたのですが、

 

「でっか・・・」

「おっも・・・」

 

と常に言っていました。

 

さて、ここからは需要があるかどうか分かりませんが(既に需要あるかどうか分からんが)、ちょっと詳しい話をしましょう。

 

私が使用していたチューバはチューバの中でも管が最も長く大きく、B♭管と呼ばれています。

 

読み方は「ベーカン」です。ベーコンじゃないよ。

 

音楽に詳しくない人にも分かるように書くと・・・。

 

ピアノのドはチューバではシ♭

 

になるわけです。いや、説明むっず。

ちょっと絵に書いてみましょうか。

     f:id:fukumaru_ruri:20200502171718p:plain

これを移調楽器(いちょうがっき)と言います。

 

なので、私がチューバをチューニングする時にはB♭、つまりシ♭に合わせます。

これをちゃんと合わせないと、出したい音が出ないよ!

 

 

そして、吹奏楽はアンサンブル。

全員がチューニングをちゃんと行わないとハーモニーは生まれません。

 

各々がチューニングした後、全員で音を確認します。

全体でチューニングするわけです。

 

そのチューニングの土台、最初に吹くのが私です。

 

私のチューバがちゃんとB♭に合っていない限り、先に進めません。

私がちゃんとB♭になって初めて次の楽器(ユーフォニアムトロンボーン等)が音を重ねられます。

 

重ねる、というのはそのままの意味で、パート毎に音を出すのではなく、どんどん人数・楽器を増やしていくのです。

 

①チューバ

②チューバとユーフォニアム

③チューバとユーフォニアムトロンボーン

④チューバとユーフォニアムトロンボーンとアルトホルン

以下略

 

つまり、チューニングの時点で私は誰よりもB♭のロングトーンをしているのです。

 

まあ疲れますよ。

チューバは唇を震わせます。もう終わった頃には唇ブルンブルンですよ。

ブルブルしてジンジンです。おまけにツバも溜まるので、チューニング後に一人だけスコスコとツバを抜いているのです。チューバあるあるみたいですね。恥ずかしっ。

 

 

でも、私はこのチューニングですら皆から感謝されるのです。

チューバが、土台があって安定するのです。

はじめて全体チューニングに参加した時の、皆の「おおおおおお」は忘れられません。

 

 

そんな私が、はじめて参加する合奏が夏の吹奏楽コンクール

そこで出会ったOBの指揮者が私をもっともっと吹奏楽の世界を広げてくれます。

 

 

次回は、OBの指揮者との出会い。夏休みの練習。

 

こういう事を書いてると、またチューバを演奏したくなります。

人と演奏する、アンサンブルするというのは本当に楽しく幸せなんですよ。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

 

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