福丸と音楽の話(その10)
こんにちは。
まーた2日間も更新しないで、のうのうと暮らしておりました。
昼夜逆転したり、しなかったり・・・ちょっとよく分からない生活を送っています。
おかげで心身共に辟易しています(自分のせいだね)。
体もなんだかボテッとしてきたので、今日からまた筋トレしっかりやります。
というか、朝の部はやりました。私の「やります」は「今やります」にしないといつまで経ってもやらない可能性が高いのです。しっかり、福丸。
さて、今回は福丸と音楽の話(その9)の続きです。
初見さんは是非最初から読んでみて下さい。
前回、Wonderful Tonightで出会った男性の話ですね。
と言っても、あくまで「福丸と音楽の話」なので・・・色々と詳しく書くのは違う記事にしたいなーと思っているのですが・・・。塩梅が難しい。ちょっと頑張ってみます。
ひとまず、私はその男性とメールアドレスを交換します。
そこで初めて、
「趙雲って女の子だよね?」
と聞かれます。(これだけ見るとすごい字面)
その通り、私は女の子であると伝えます。
「なんでわかったの?」
という、くすぐったい質問に対し、
「ロールが女の子っぽかった」
との返信。
・・・本当、ここまで解説しちゃうと音楽の話ができないんだよなあ。
でも、せっかく来てくれてる読者の皆さんに説明しよう!
しかし多くは語らない、例を書いてあげよう。↓の()内の事をロールと言うよ。
福丸:彼の事をこうやって話すのは・・・初めてかな。(シングルベッドに浅く腰掛け、哀しそうに伏し目がちで呟くように話し始める)なんか、自分だけの思い出にしておきたいって気持ちもあるんだけど、でもこうやって話す事によって、また繋がれたりして~とか思っちゃう自分もいるんだ。(時折、少し微笑んでは照れ臭そうに前髪をいじるも、視線はどこか遠く、深くため息をつきながらベッドに倒れ込む)。
実際はこれを何回かに分けるかして投稿するよ。
なんだよ恥ずかしいからあんまり見ないでくれよ。かつてのセンスは消えたよ。
ちなみにこういうロールよりかは、18禁のロールが得意d(消)
当時の私は13歳。年上の男性とメール交換をするのは小学生の頃からやっていたが、こういうアプローチのされ方は初めてな上に、呂布と趙雲を介して(偉大な2人に本当に申し訳ない)エッ〇な事はしているので、とても変な感じでした。
そして彼は次の質問をしてきます。
「名前、なんていうの?さすがにずっと趙雲とは呼べないから。」
別にフルネームを教えるわけでもないし、言う事に抵抗はありません。
「瑠璃だよー」
*私の本名は漢字で瑠璃なのは公表してるので問題無いよ!
それに対し、返ってきたメール。
「え、本当?俺の名前、RUIっていうんだよね」
*さすがに漢字で書くのはやめときます。
最初は疑いました。そんなうまい話があるわけない、と。
同じ漢字を使う人で、異性で、一文字違い。もう「私をだますために嘘をついている」としか思えませんでした。
しかし、嘘をつく必要も無いし本当だという彼を信用しました。
えーっと、これやっぱり福丸の大恋愛中学2年生編で書かなきゃダメだ。
一生音楽の話なんてできなくなる。
すんごーーーく割愛すると、彼も10代の頃に音楽(バンド)をやっていました。
そして、エリック・クラプトンを愛していました。私と一緒。
バンド活動をしていなかった時、一人でアコギを担いでは、近くの公園で弾き語りをしていたそうです。
そんなある日、夜の公園で弾き語りをしている時。
一組のカップルが声をかけてきたそうです。
「何か、僕たちに演奏をしてくれないか?」
と。
そこで彼が選んだ曲、弾き語りした曲が
Wonderful Tonight
でした。
カップルはとても喜んでくれたそうです。
私はこの話を彼から聞いた時に、その情景が頭に浮かんできました。
暗くなりかかってる公園の噴水の前、ギターを弾きながら歌う彼と、それを寄り添いながら聞く幸せそうな2人が。
今でも良い思い出だ、彼はそう言っていました。
私はそんな彼の言葉や人生が大好きでした。そのカップルに選んだ曲がWonderful Tonightなのも、最高です。そんな10代いますか・・・。
その影響もあり、私はもっとクラプトンにハマります。
そして、もっとギターでクラプトンの曲を弾きたくなりました。
Wonderful Tonightを、誰かのためにサラッと弾けるような人間になりたいと思いました。
この、
誰かのために弾きたい
誰かに聞いてほしい
誰かに弾いてと言われたい
という欲求が増したのは、彼の色々な話を聞いてからでした。
今までは自分のため、ただ自分が弾きたい曲を弾くばかりでした。
でも、私も見ず知らずのカップルに「自分たちに演奏をしてほしい」なんて言われたら、涙が出るほど嬉しいです。
皆さんも経験ありませんか?
どんな分野でも構いません。
「もっと教えてよ」
「もっと見せてよ」
「あなたの〇〇が好きなんだよ」
・・・自分が好きな事、得意な事について、他人からそう言ってもらえるのって嬉しいですよね。興味を持ってもらえる、それに応えられる関係ってとても良いですよね。
話が少しずれましたね。
とにかく、彼が教えてくれたもの、気付かせてくれたものは、
クラプトンの良さ(改めて)
人に音楽を聞いてもらう喜び
自分の意思の大切さ
離れてしまったものを取り戻す難しさ
ずっと心に残る恋
でしょうか。
私の音楽性に直接ガッツリ!という訳ではないかもしれませんが、思春期の私には多大な影響を与えて彼は去っていきました。
彼が私に最後に書いたブログの最初の一文を、私は一生忘れません。
その言葉を思い出すだけで心はあの夏に戻って、苦しくなるのです。
この気持ちも、彼が残してくれたものなんでしょうねぇ・・・。
と、やはり脱線多めになってしまいました。
音楽の話をガッツリ聞きたかった方達、すみません。
そして、彼と私の話に興味を持ってくれた方達、中途半端ですみません。私の恋の話なんて気持ち悪いかもしれませんが、いつか書こうとは思ってます。自己満足。
さあ、中学2年生で生まれて初めて目が無くなるほど泣いた福丸。
いつまでも泣いていられません。
次回は高校生になってからの話。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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