福丸と音楽の話(その11)
こんにちは。
今日はモノレールに乗ったのですが、モノレールって何回乗っても怖いですね。景色は良いしワクワクするんですけど、あの「浮いてる」と「揺れ」を感じた時にハッと我に返ると言うか、ヒヤッとすると言うか・・・。
ヒヤリハット(ん)
因みに、千葉市に住んでいる人にとってモノレールは見慣れてるし、1度は乗った事があると思いますが、全国的に見るとモノレールって珍しいんですよね。
千葉に遊びに来た際には是非モノレールに乗ってみて下さいね。ヒヤリハット(ん)。
さて、今回の記事は前回の続きから。
福丸と音楽の話は是非最初から読んでね♡
前回の終わりに、「次は高校での話」なんて書いていますが。
私はとても大事な事を書くのを忘れていました。
色恋沙汰なんて書いてる場合じゃねぇ!!
私、吹奏楽部員でした!!!!
という事で、吹奏楽の話をします。
ちなみに、吹奏楽に入ったのは2年生からなので、時系列的にセーフ!(え)
あ、あと。小学5、6年生の時も吹奏楽部でした(おいおいおい)
私、音楽の話書く資格あります・・・?
こんな大事な話を載せずに、なりチャでエロが得意とか書いてるんですよ?
ちょっとブログなめてますよね。反省してます。本当に。
小学生の時は自然と吹奏楽に入ってました。
「楽譜が読める」「楽器が演奏できる」子はまあ自然と吹奏楽部に入りますね。特に小学校の内は。うん。
で、小学生の頃の担当はトロンボーンでした。
「人気がある楽器はなんか嫌」と言う、まあ私らしい理由でした。
あと、スライドさせている姿がなんともカッコ良く、厨二心をくすぐってきました。
で、中学生になった時に、もちろん吹奏楽に入る事は考えました。
でも、テニスの王子様に超絶ハマってたのでテニス部にしました。私もツイストサーブ打つんだ!と息巻いてました。
でも、女子テニス部しかない上に(それは別に良いだろ)軟式だったので、半年もたずに辞めました。
女同士のトラブルに慣れてないから凄くストレスだったのと(部内いじめが凄まじかった)、夏の大会で先輩が試合中に他校の生徒に向かって、ラケットを向けながら「おっしゃー!」と叫び、審判から注意されているのを見てドン引きしてしまったのもあります。
それを見て「かっこいー」とか言ってる仲間もいたりして、「それは無理だ・・・」って思っちゃったんです。萎え萎えしおしお~。
そのまま帰宅部を半年続け、2年生。
どんなタイミングでかは忘れましたが、小学生時代の吹奏楽仲間が声をかけてくれたのがきっかけでした。
「るったんに吹奏楽に入ってほしい」
ここまでブログを読んでくれた皆さんなら、なんとなく分かっているかもしれません。
福丸はこういうのに弱いのです。
あと、普通に未練はあったので。吹奏楽やっておけば良かったなーって。
でも2年生から入るって、とても抵抗があって。だから、この友達の一声はまさに良い機会でした。
そしてそのまま放課後、吹奏楽部の見学に行きます。
私の中学の吹奏楽はなかなか大所帯で、約40人で構成されていました。
小学生の頃は10人いるかいないか、だったので当然音の厚みも違えばレベルも違います。
そして何より、自分の楽器を手入れし、各々がチューニングしている姿に興奮しました。大興奮でした。
「ああ、私はここに戻りたい」
素直にそう思いました。この環境に身を置きたい、私の居場所はここだ、と。
吹奏楽部の顧問の先生は橋本先生と言い、黒髪ロングが特徴的な元気な姉御!でした。40代か50代だったと思いますが、本当にパワフルで明るい先生でした。
1年生の時から音楽の授業でさんざん私の演奏やら何やらを聞いて、音楽経験者である事を知っていた先生は、私の入部希望に喜んでくれました。早く入れ!と。
入部届に名前を書き、家に帰ると考える事はただ一つ。
楽器何にしよっかな~(ウキウキ)
小学生の時にやっていたトロンボーンも候補の一つではありましたが、
・サックス
・パーカス(主にドラムやりたい)
が私の本線でした。中学生ですもん、目立ってバチバチ主旋律やるか、ドラムで派手に暴れたいじゃないですか。
そして初日。
2年生の途中から入ったので、すでに1年生は楽器が決まっています。
3年生の先輩も知らない人たちしかいませんが、幸い2年生の人数が多いのと、その内のほとんどが仲の良い友達だったので、アウェイにならず、むしろ先輩達も歓迎ムードでとても安心したのを覚えています。
先生が早速、「福丸ぅ、楽器を選びな。なんでもいけるでしょ。」と言い、私の相棒探しの時間が始まりました。
人数が既に多い。
・サックス
人気すぎてめっちゃ多い。
・パーカス
色んな打楽器を扱うのでウェルカムだが、そこそこ人数も足りている。
あと、ドラムは基本的に演奏できない(すでに担当がいる)。
希望、全滅
割愛しましたが、どのパートもちゃんとパートリーダー(その楽器のボス)と話したり、ちょっと借りて演奏もしてます。
その上で、じゃあやるならパーカスかなぁ・・・みたいな感じになっていました。
そこで、ずっと横にいた橋本先生が言います。
「ちょっと、私が提案してもイイ?」
そのまま準備室に連れて行かれた私は、先生に言われます。
「うちの吹奏楽部に圧倒的に足りていないものがある。低音パートだ。」
「福丸が嫌じゃなければ、是非これをやってほしい。」
と言って、ドンッ!と引っ張り出されたのが
チューバ
でした。
「チューバを担当しているのは誰一人いない。誰もやってくれない。」
「でも音楽には低音が必要だ。今の吹奏楽部に一番欲しい楽器だ。」
今でも、先生がすごく熱く語ってきたのを覚えています。
そして、皆さんなら分かるでしょう。こんな事言われて、私の心が躍らないはずがありません。
誰もやらないなら私がやってやろう。
「やります」
その返事を聞いた瞬間、先生は私を抱き締めました。
そして、部室にいる部長と副部長を呼び出します。
「福丸がチューバをやってくれるぞ!!」
その言葉に、部長と副部長は狂喜乱舞。
私がドン引きするくらい、めちゃくちゃ握手をされ、部室に戻れば皆からまるで英雄のように扱われました。
1年生にも、2年生にも、3年生にも、皆から「ありがとう!ありがとう!」の嵐。
ど、どんだけ低音が欲しかったんだ・・・。
とちょっと引いていると、チューバがホコリのかぶったケースから出ていました。
先生がマウスピースを拭いています。
「福丸、トロンボーン吹けるんだよな?じゃあ大丈夫だ」
そう言ってマウスピースをチューバに挿した先生はこう言います。
吹いてみろ
破天荒すぎる。でも、その目はギラギラしていました。本気でした。
初めて触るチューバ。とても大きく、重くて驚きました。
そしてマウスピース。トロンボーンのマウスピースとは大きさが違いすぎます。
唇が全部入ってしまうほどのマウスピースに口を当てた時、引きました。
こいつでかすぎるやろ・・・と。
そのまま、息を吹きます。
ボーーーーーーーー
一息目から音が出た事に、先生&部員歓喜。
すごい!
出た!
チューバだ!
音が鳴った!
うちにもチューバが来た!
この話は盛ってません。本当に、人生であんなに大勢に囲まれて喜ばれたのはあの時くらいかもしれません。皆が本当に低音を待ち侘びていたんです。
たくさんの「ありがとう」の言葉を受け、私はこの部活の唯一のチューバ奏者になりました。
チューバとの出会いだけで、こんなに書けてしまいました。
すみません、熱くなってめちゃくちゃ書いちゃいました。
しばらく吹奏楽の話は続きます。まじめに音楽の話、書きます。
最後まで読んでくれてありがとうございました!
感動した、福丸が褒められて良かった…。
そう思ってくれた方はポチッとしてくれると嬉しいです。</p
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